胃酸で発電したエネルギーを使い、腸内の温度を測定する錠剤型の体温計を、東北大の中村力特任教授らの研究チームが開発した。体調の変化と関係があるとされる基礎体温を知ることができ、病気の早期発見や健康増進に役立つと期待される。
開発した体温計は直径9ミリ、厚さ7ミリの円柱形で、電極となるマグネシウムと白金の金属板以外は樹脂で覆われている。
飲み込むと胃を通過する際に、理科の実験でレモンに電極を挿すと発電するのと同じ原理で胃酸が電解液となって発電する。充電したエネルギーを使って腸内で体温を測定し、体外の受信機にデータを送る。
就寝前に飲み、30分に1回などの頻度で測定し、安静時の基礎体温を調べる使い方を想定している。イヌによる実験では、翌日に自然に体外に排出された。
基礎体温の変化は鬱病や睡眠障害、排卵周期の変調などに関連があるとされ、健康状態を把握する上で重要な指標だ。将来は個人が家庭で使えるように、原価を100円以下に抑えることを目指す。(松田麻希)
2019年3月24日 10時42分
産経新聞
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